イチゴのショートケーキは日本だけのものじゃない?

 

 

日本のクリスマスといえば、イチゴのショートケーキは定番中の定番です。 「ショートケーキは日本が発祥」という話もありますが、実は少し違います。 ショートケーキ自体はヨーロッパにもアメリカにもありますが、見た目が日本のものとまるで違います。

 

そのため、日本で言うショートケーキは別物という言い方をしてるのですが、ヨーロッパもアメリカも見た目が違いますので、正確にはそれぞれの国で別々のケーキを意味しているということになります。 ヨーロッパでは、ケーキはずっしりと重い生地で作られることが多く、そのほとんどがパウンドケーキのような重さです。 比べて、アメリカはビスケット生地に近いものが多く、ショートケーキも日本のようなふわふわのスポンジ生地ではありません。 ビスケット生地にホイップした生クリームにイチゴなどの果物を飾る、といったケーキになります。 日本の場合は玉子をふんだんに使ったふんわり生地がほとんどで、生地が重くなるバターなどはできるだけ抑え、口の中で溶けるようなしっとり感のものが多いです。

しかし、最近では海外にいくと日本でおなじみのショートケーキを目にすることもあります。 これは日本のショートケーキが逆輸入された形で、海外に広まりつつあるからです。 ドイツやオランダのクリスマス菓子として有名なシュトレン(シュトーレン)は、お菓子というよりもパンに近いもので、いわば甘い菓子パンになります。

日本のようなフレッシュフルーツを飾ってスポンジ生地を食べる習慣がない国でも、日本のショートケーキのような食感はとても新鮮で受け入れられつつあるということでしょう。 日本でショートケーキを始めて販売したのは不二家で、1922年のことです。 まだ一般家庭に冷蔵庫が普及していなかった時代ですから、ショートケーキを作るだけでも大変な苦労だったはずです。

今では、日本のクリスマスにアイスケーキやチーズケーキ、ガトーショコラやモンブランのホールを購入したり、シュトレンやパネトーネを購入するのも定番のうちに入るようになりました。

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